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子どもの好き嫌いをなくすには? 家庭でできる食事の工夫

子どもの好き嫌いをなくすには? 家庭でできる食事の工夫

子育てのお悩みの中でも上位に入る悩みのひとつが、子どもの食べ物の好き嫌い。とくに幼児期の子どもは好き嫌いがはっきりしてくるため、毎日の食事に悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。今回は、子どもが食べ物の好き嫌いをする理由や家庭でできる工夫など、好き嫌いをなくすためのヒントをご紹介します。

好き嫌いは何歳から? 克服できる?

好き嫌いは何歳から?

2~4歳くらいになると、食べ物の好き嫌いがはっきりしてくることが多くなります。これは、2歳ころから自我が芽生えることと関係していると考えられています。この時期は、いわゆるイヤイヤ期。何でも自分で決めたい気持ちが大きく、親の言うことよりも自分の意思を通そうとします。

食事でも同じように、好きな食べ物と嫌いな食べ物を自分で選びたくなるため、「嫌いなものは食べない」という行動が出てくるのです。このように考えると、子どもの好き嫌いは成長の証でもあると言えるでしょう。

好き嫌いとは?

好き嫌いとは、「ほうれん草は嫌いだけれどかぼちゃは好き」というふうに、食べ物の選り好みをしている状態のこと。

食材の切り方や調理方法を変えたり、大人がおいしく食べている姿を見せたりすることで、食べられるようになることもあります。また、葉物野菜が食べられなくても芋類や果物が食べられれば、栄養についてそれほど心配することはありません。

成長とともに好き嫌いがなくなることも多いので、一時的なものととらえてゆっくりと見守る姿勢が大切です。

偏食とは?

偏食とは、食事の内容が極端に偏ってしまっている状態のことを指します。たとえば、「お米しか食べない」「お肉がまったく食べられない」というケースも。偏食の状態が続き栄養の偏りが心配な時は、保健師や小児科の医師に相談しておけると安心です。

子どもが食べ物の好き嫌いをする理由

嫌いな食べ物があっても、工夫次第で食べられるようになることも多いもの。まずは、なぜ好き嫌いをするのか、その理由を考えてみましょう。

苦みや酸味を本能的に避ける

セロリやピーマンなど苦味のある野菜や、酸っぱい食べ物が苦手という子どもは少なくありません。これは、苦いものには毒があり、酸っぱいものは腐っているというイメージを本能的に感じて、避けようとしているためと言われています。

食感が苦手

食べ物を口に入れた時の感じ方は、子どもによってさまざまです。繊維質が多くて噛み切れない、パサパサしていて飲み込みにくいと感じることで、好き嫌いにつながることも。リンゴのシャキシャキとした食感が苦手な子どもがいれば、納豆のネバネバが苦手という子どももいます。

見た目が苦手

大人でも見たことがない食べ物を口にするのは勇気がいります。子どもも同じように、色合いが悪い、嫌いな食感を連想させるといった見た目で、食べ物の好き嫌いを決めてしまうことがあります。

特定の食べ物にトラウマがある

以前に、その食べ物や料理を食べた時に不快な思いをしたことが、好き嫌いにつながっているケースもよくあります。熱すぎた、酸っぱかった、魚の骨が刺さったなど、きっかけはさまざま。とくに口やのどがイガイガする、肌がかゆいといった場合は、アレルギーの症状を上手く説明できずに嫌がることもあるので、よく気をつけてあげましょう。

周りの情報に影響されている

保育園や幼稚園、小学校に通うようになると、周囲の大人や友達の言動に敏感になります。友達が「にんじんが嫌い」と言ったから、親が食べないから自分も嫌がるというように、周りに影響されて好き嫌いにつながるケースも。

好き嫌いをなくすために家庭でできる工夫

ここまでご紹介したように、子どもが食べ物の好き嫌いをする理由はさまざまです。嫌がっている理由を解消することで苦手を克服できることもあるため、家庭でもできる範囲で工夫をしてみましょう。一度食べられたものが次は食べないということもよくあるので、あせらずゆっくり試すつもりで取り組んでみてください。

調理方法や味つけを変えてみる

食感が苦手な食べ物は、ひと口で食べられる大きさに切ったり、細かく刻んだり、すりおろしたりしてみましょう。味が苦手でも、細かく刻んだものをカレーやハンバーグ、チャーハンなどに混ぜれば食べられるという場合もよくあります。

また、同じ食材でも、煮る、蒸す、炒める、揚げると調理方法を変えると、味や食感が変わり食べられることがあります。同じように、味つけを変えてみるのもおすすめです。同じ野菜の組み合わせでも、サラダ、みそ汁、トマトスープといろいろな味つけを試してみましょう。

料理の見た目を工夫する

料理の見た目を工夫することで、「食べてみようかな」と子どもの興味をひくことができます。食材を星形やハート形に切ったり、かわいい顔をつけたり、かわいいピックを使ったりするのが定番の方法。ブロッコリーをツリーのように重ねたり、混ぜご飯をケーキのように盛りつけたりするのもおすすめです。

買い物や料理を手伝ってもらう

自分が手伝ったという達成感が好き嫌いを克服するきっかけになることがあるため、買い物や料理を手伝ってもらうのもひとつの方法です。お店で新鮮そうなものを選んだり、食材のもともとの形や質感に触れたりすることで、食に興味を持つきっかけになります。調理を手伝ってもらう時は年齢や発達に合わせて、お皿を並べる、卵を混ぜる、野菜の皮むきをするなど簡単な作業から任せてみましょう。

一緒に野菜を育てる

野菜が嫌いなら、一緒に野菜を育ててみるのもおすすめです。家庭菜園をやったことがなければ、ベランダ菜園でも育てやすい、トマト、ラディッシュ、葉ねぎなどの野菜や、パセリ、バジルなどのハーブ類から始めてみましょう。簡単に始められるかいわれや豆苗の再生栽培もいいですね。

種まきや水やり、野菜が成長する様子を観察することを通して、野菜に興味を持てるようになるかもしれません。

食事の楽しい雰囲気を心がける

食事は「楽しく」「おいしく」が基本です。大人が笑顔でおいしく食べる姿を見せたり、「にんじんが○○くんに、食べてほしいって言っているよ」と食材を擬人化して声をかけてみたり、楽しく食べられる雰囲気づくりを心がけることが大切です。

少しでも食べられたらほめる

好き嫌いせずに食べられたという時はもちろん、嫌いな食べ物にひと口でも挑戦できたらたとえ飲み込めなくても、挑戦したことをほめてあげましょう。ほめられることで「挑戦した」「少しでも食べられた」という小さな達成感を積み重ねることができます。

代用できる食材を考える

ピーマンが嫌いでも、ほかの野菜が食べられればビタミンやミネラルが摂れますし、牛乳が嫌いならチーズやヨーグルトで栄養を補うことができます。嫌いな食べ物があっても、代わりに似たような栄養素を摂れる食材がないか考え、嫌いな食べ物を食べさせることにこだわりすぎないようにしましょう。

好き嫌いは気長に見守る気持ちも大切

いろいろ工夫しても食べられるようにならないということもあります。そんな時は、「他の食べ物で栄養が摂れればよい」「成長とともに食の好みも変わるかもしれない」と、少し距離を置いてもよいでしょう。子どもに無理強いせず、大人も無理のない範囲で、気長に見守る姿勢で好き嫌いにつき合っていくことが大切です。

好き嫌いをする子どもへのNGな向き合い方

子どもに栄養バランスのよい食事をさせたいと思うのは自然な気持ちですが、好き嫌いとの向き合い方を間違ってしまうと、一生のトラウマになってしまう可能性もあります。好き嫌いへのNGな対応をしてしまっていないか、チェックしてみましょう。

無理やり食べさせる

子どもが嫌がるものを無理やり食べさせるのは避けましょう。子どもにとって食事が苦痛を感じる時間になったり、嫌いな食べ物がトラウマになったりしてしまいます。無理強いするよりも、楽しく食べられる工夫を考えるほうが、好き嫌いの克服につながりやすいでしょう。

嫌いな食べ物を避ける

嫌いな食べ物を料理にまったく使わないのもよくありません。今は嫌いでも、食卓にあって親や兄弟が「おいしい」と食べていれば、「食べてみようかな」と思える時があるかもしれません。嫌いな食べ物でも、食卓に出し続けることが大切です。

叱ったり怖がらせることを言ったりする

食事中に周りの人が怖い顔をしていては、おいしく食べられないばかりか不安が大きくなるだけです。「どうして食べられないの」と叱ったり、「これを食べないと、病気になるよ」と怖がらせるようなことを言ったりするのはNGです。「全部食べないと、テレビを見られないからね」などと罰を与えるのも避けましょう。

おやつをたくさん与える

甘いものやジュースを摂りすぎていたり、スナック菓子や菓子パンでお腹がいっぱいになっていたりすると、食事の時間になってもお腹が空かず、好き嫌いが起きやすくなることがあります。食事の時間には「お腹がすいた!」という状態にできるように、おやつの内容や運動量など、生活習慣も見直してみましょう。

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子どもの好き嫌いは成長をゆっくりと見守る姿勢が大切

子どもが好き嫌いをするのは決して悪いことではなく、自分で選び、意思を伝えようとする、成長の証でもあります。「好き嫌いをなくさないといけない」とあせって、嫌いなものを無理強いするのは逆効果になることも。「いつか食べるようになる」と、気長につき合う姿勢も大切にしてください。楽しく食べられるように、できる範囲で工夫をしていきましょう。

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